新幹線を使う際、学生であればぜひ活用したいのが「新幹線の学割」です。
特にゴールデンウィークや夏休み、冬休みなどの長期休暇には大変便利です。
この学割を利用すると、通常の運賃から約20%割引されるので、大変お得です。
学割を使わない場合は、残念ながら大人料金が適用されてしまいます。
そこで、今回は新幹線の学割の上手な使い方をご紹介します。
以下の内容を詳しく解説していきます。
- 新幹線の学割の購入方法
- 学割が適用される人の範囲
- 学割の適用条件と範囲
- 学割を利用するとどれくらいお得か
- 学割と往復割引の併用方法
それでは、詳細を見ていきましょう!
関連記事:新幹線の「乗車券と特急券」はなぜ2枚あるの?使い方や利用例
新幹線の学割の購入方法
学割を利用するための手順を一つずつ説明します。
- 学校で学割証を申請し、発行してもらう
- 駅のみどりの窓口で学割切符を購入
- 新幹線に乗車する(学生証の携帯が必須)
それぞれのステップについて、詳しく見ていきましょう。
1. 学校で学割証を申請し、発行してもらう
まず、学割証を入手するためには、学校の事務局に行って「学生生徒旅客運賃割引証(学割証)」の発行を申請します。
申請書には乗車区間だけでなく、利用目的(例:学業、就職活動、帰省、旅行など)も記入する必要がある場合があります。
わからないことがあれば、事務の方に尋ねてみましょう。
学割証の発行には数日かかることがあるので、早めに手続きをすることが大切です。
ただし、すべての学校で学割証が発行されるわけではないので、事前に確認が必要です。
2. 駅のみどりの窓口で学割切符を購入
学割切符は駅の「みどりの窓口」でのみ購入できます。
自動券売機やオンラインでは購入できないので注意してください。
購入時には、学割証を必ず持参しましょう。
代理購入も可能です
家族など他の人が代わりに学割切符を購入することもできます。
ただし、代理人は身分証明書を持参することが望ましいです。
当日購入も可能ですが…
学割切符は乗車当日にも購入できますが、余裕を持った行動が必要です。
事前に購入しておくと安心です。
※新幹線に乗車する際は、学生証の提示が必要です。
学割切符には「学割」または「復学割」と表示されます。
3. 新幹線に乗車する(学生証を必ず持参)
新幹線の改札では、学割乗車券と特急券を一緒に改札機に通します。
自由席ならそのまま、指定席なら指定された座席に座ります。乗車中は学生証の提示を求められることがあるので、必ず携帯しましょう。
新幹線学割を利用できる対象者
学割は中学生から大学院生まで幅広く適用されます。
年齢に関わらず、学生証を持っていれば利用できます。
学割証の発行が許可されれば、お得に新幹線を利用できますよ。
新幹線学割の適用条件と距離に関して
新幹線を利用する際、学割を適用するためには、片道の移動距離が最低でも101キロメートル以上である必要があります。
例えば、以下のようなケースがあります。
- 東京から熱海までは約104キロメートルの距離があるため、学割が適用可能です。
- 一方、新大阪から姫路までは91キロメートルと短いため、学割の対象外となります。
このように、移動距離が101キロメートル以上の場合にのみ学割が適用されるため、事前に距離を確認することが重要です。
新幹線学割による節約効果
新幹線の料金は乗車券と特急券の2種類がありますが、学割を利用すると乗車券の料金が20%割引されます(ただし、特急券の割引はありません)。
例として、東京から新大阪までの片道(556.4キロメートル、のぞみ利用、自由席)の料金を見てみましょう(料金は変動する可能性があるため、参考値としてください)。
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通常の大人料金
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乗車券: 8,750円
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特急券: 5,500円
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合計: 14,250円
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学割を利用した場合
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乗車券: 8,750円 × 0.8 = 7,000円
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特急券: 5,500円
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合計: 12,500円
このように、片道で1,750円も節約できます。
節約した金額で駅弁や飲み物、お菓子などを楽しむことができるのは大きなメリットです。
学割と往復割引の併用
片道601キロメートル以上の区間を往復する場合、往復切符を購入すると乗車券がさらに10%割引されます。
この割引は学割と併用することが可能です。
ただし、割引が乗車券のみに適用されるため、計算が少し複雑になることがあります。
特急券にも割引が適用されればさらに良いのですが、現状ではそうではありません。
詳細は切符購入時に駅の窓口で確認すると良いでしょう。
今回は新幹線の学割の利用方法についてご紹介しました。
手続きは思ったより簡単ですね。
学生の間に限られた特権なので、新幹線を利用する際はぜひ学割を活用してみてください。
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